空木岳 – 伊奈川登山口

中央アルプス

2023年10月6日、空木岳に登ってきた。

前日までは日本海側は冬型に近いような気象状態であったが、6日は晴天域が広がり天候上の心配は無いようだったので朝5時に家を出発した。12時まで登りを続けて、登頂できなくてもそこで引き返すプランとした。こうすることで明るいうちに下山できることを目標とした。その為には木曽殿山荘に11時前に到着する必要があると判断した。

伊奈川ダムゲート前の路側帯に車を停め、いつものようにMTBにてうさぎ平に向かった。
出発:05:53 – 今朝沢橋:06:17 – 金沢土場:0702 – うさぎ平:0727
1時間34分と1時間30分以上は要する。今回は、もっとも負担が少ない方法を探るため、MTBのギア比最大(前ギア最小、後ろギア最大)での登りを多くした。少なくとも発汗量から察するにこれが一番体の負荷が少ない方法と判断。手押し部分を多くした方が若干早い印象があるが、せいぜいプラス10分程度ではないかと思う。90分行程の10分(約10%)であればエネルギーセーブな方法の選択が良いと思った。

北沢には8時11分到着で、うさぎ平から44分。川の流れは春に来た時とは全く異なっていた。夏の大雨による増水の結果だと思う。ただ、両岸部分まで水があふれた様子はなかった。春に確認した渡渉ポイントは消失しており、新しい渡渉ポイントを探し、そこを渡った。

北沢からの急登を終えて尾根に出た。ここからは登りとトラバースの連続となる。七合目を過ぎたところにある仙人の水はしっかりと流れていた。ここで水分補給。八合目を過ぎて見晴場に出ると山頂が白くなっている空木岳が見えた。どうやら可也冷え込んだらしい。

空木岳も南駒ケ岳も頭が白い。これはどこまで行けるか分からなくなってきた。ただし、空には雲らしい雲は無い。

去年11月に来たときは枯れていた義仲の力水は今回は流れていた。ここで水分補給をして力を付けた。空木岳に近づくと、木々の頭は白くなっているが登山道は特に白くなっていないように見える。木曽殿山荘が目の前に見えてきた。

木曽殿山荘に10時47分に到着。11時前の到着が達成できたので空木岳山頂を目指すことにした。気温は比較的低いものの風の強さはそれほどでもなく、そとのベンチテーブルであんパンを食べながら無線実験を行った。ちなみに木曽殿山荘は営業中だった。

午前11時、登頂開始。急登ではあるが、それほどの危険個所は無い。白く見えていたものは雪ではなく、霧氷であることが分かった。つまり登山道を歩くうえでは危険が無い。ただ、稜線を登るにつれて西風が非常に強くなった。

糸瀬山の向こうに大桑村が見える。リターン設定時間の12を過ぎたが目の前に空木岳頂上が見えたので、このまま進むことにした。設定時間より12分遅れて登頂。

頂上は猛烈な風で立っている事すらできなかった。余りの寒さでスマホのバッテリーが機能停止した。なお頂上での無線実験は成功(1局と交信)した。

木曽殿山荘と八合目でおにぎりを一つずつ食べる休憩を取ったが、それ以外は止まらず下山した。
空木岳頂上出発 12:20 – うさぎ平到着 15:29 下山には休憩込みで3時間9分を要した。
うさぎ平から伊奈川ダムゲートまではMTBで下山、所要時間は38分。
スマホのバッテリーが完全復活するまで写真撮影を控えたので、途中の写真はない。

想定外の低温と強風ではあったが、コース自体は特にリスク大のポイントは無く、登りやすいコースではあった。ただ、いつもの事ではあるが、伊奈川ダムゲート・うさぎ平間の距離が長すぎるのが難点ではある。

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