2023年3月3日、大桑村野尻の飯盛山の登山道整備。
コースが不鮮明になっている所がある上に、ルートが複数あって道に迷いそうなのでメインルートを明確にするためにピンクリボンによるガイドを取り付けた。また、コースを不鮮明にしている雑枝などを撤去した。
登りながらメインルートを示すピンクリボンを取り付けた。基本的に尾根のてっぺんに登れば頂上に到達できるのだけれどルートを誤るととんでもなくハードなルートに入ってしまったりする。
頂上にある石碑が今日は光の加減で判読することができた。
中央:奉納大乗妙典、右:谷中〇男子、左:〇菩提 願主
〇は不鮮明で判読できず。
大乗妙典とは「私たち衆生を迷いから悟りの世界に導いてくれる経典で、一般的には法華経、すなわち妙法蓮華経をさす」との事です。一般的には、大乗妙典の奉納塔の下には法華経の一文字一文字を書いた小石が埋められていることが多いらしい。しかし、なぜこの山頂で大乗妙典の奉納をおこなったのだろう。91歳になる義父から「この山は昔は雨乞いの山だった」と聞いた。しかし法華経と雨乞いの関係が分からない。更なる調査が必要だ。
頂上の奥は巨大な花崗岩がゴロゴロしている。これはこの辺りの山の特徴だ。巨石と木々が絡み合ってちょっと不思議な世界が広がる。
帰りの方が道に迷いやすい。登りは高いところに向かって進めば良いが、下りは道を間違えると飛んでもないところに下ってしまう。登りよりも下りでリボン付けをおこなった。
ルートの明確化と整備を行った。このルートを好きになってくれる人が一人でも増えることを祈る。
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