2022年11月17日、南木曽町の伊勢山に登った。伊勢山は南木曽町のセブンイレブンの正面にある山。伊勢山は木曽川から登るルートは無く、裏側から登る。
伊勢山に登るルートは柿其峠から始まる。柿其側または田立側から柿其峠に登り、ピークにある伊勢山入口から入る。伊勢山に至るにはピークを4つ越えるが、ピーク3とピーク④に至る急登は背丈を超える笹が生い茂り道が消えている。登りはひたすら高い所を目指せば良いが下りはよほど注意しないと道に迷う危険がある。GPSサポート地図アプリの利用が必須に思える。
柿其の部落を上がっていくと柿其峠 伊勢山登山道の標識が出てくる。標識通りに進むとゲートで林道が閉じられている。このゲートの手前の駐車スペースに車を停める。ゲートには発砲注意とある。つまり猟銃の弾丸が飛んでくるという意味だろう。これは怖い。ゲートを過ぎて直ぐに飯場小屋がある。ここから林道を登っていくと柿其峠入口が現れる。
柿其峠に向かう道は比較的丈の低い笹原が続く。道はあるものの余りはっきりしないのでピンクリボンを頼りに進む。道には鹿の足跡が残っているだけで人の足跡は見つからなかった。笹原を登っていくと尾根が見えてくる。この尾根の上が柿其峠で、ここに伊勢山登山口がある。
登山道に入って尾根を進む。ピーク1、ピーク2を過ぎ、ピーク3に入る。ピーク3への急登は道が分からない。とりあえず真っすぐ登ると道を見つけた。この道はまずはピーク3を右に巻き、それからピークへと登っていた。
ピーク3に至る道はピンクリボンが頼り。ピーク3に登ると直ぐに梯子とロープがある。梯子は劣化が激しい。ロープはまだ強度を保っているようだった。ロープを頼りに慎重に梯子を下りる。直ぐにピーク4への急登が始まる。ここも道が分からない。背丈以上の笹薮と細かな木枝が行く手を阻む。頂上近くで道を見つけ、そのまま尾根に出て尾根伝いに頂上に至る。
9時13分にゲート通過、頂上着は11時28分。2時間15分を要した。頂上にて恒例の無線実験を行った。
下山。上りよりもピンクリボンが見つけやすいが、何度も道に迷う。上りはひたすら高いところを目指せば良いが下りはどこに下りたらよいかわからないので要注意。実際、一度尾根を間違えて引き返した。
柿其峠に無事戻った。あとは林道まで笹原を下りていく。林道に出るとホッとする。帰還完了。
とにかく厳しい山行だった。GPS機能付きマップアプリには本当に助けられた。
今回はAPRS(Automatic Packet Reporting System)を使って軌跡を取る実験も行った。携帯するハンディトランシーバーからGPSデータを送信した。自宅ではその信号を受信しインターネット上のサーバーに送ることでGoogle Mapに自分の軌跡を表示することができる。実験は成功した。
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